ウィッグは使っているうちに、毛先が絡まってきたり、洗うタイミングがわからなくなったりすることがあります。
無理にブラシを通したり、自己流で洗ったりすると、毛が抜けたり、広がったりして、せっかくのウィッグを傷めてしまうこともあります。
ただ、基本の手順を知っておけば、自宅でも落ち着いてお手入れできます。
この記事では、絡まったウィッグのほぐし方と、自宅でできる洗い方を整理します。
特別な道具がなくても、扱い方を少し意識するだけで、ウィッグを長く自然な状態で使いやすくなります。
はじめまして、管理人のマキです。
女装歴20年の経験も踏まえながら、身バレの不安に配慮した情報を初心者向けに分かりやすく整理しています。
絡まったウィッグのほぐし方

基本の手順
ウィッグの絡まりをほぐすときは、目の粗いコームを使います。
細かいコームは引っかかりやすく、絡まりを悪化させることがあります。
ほぐす順番は、毛先、真ん中、根元の順です。
根元からコームを入れると、絡まりが下に集まって余計にほぐしにくくなるため、必ず毛先から少しずつ進めましょう。
無理に引っ張らず、まずは指先で絡まりを軽くほどきます。
コームを通すときも、一度に大きな範囲をとかそうとせず、サイドやバックをいくつかに分けて、少しずつ進めると扱いやすいです。
絡まりが取れてきた部分をコームでとかし、まだ残っている部分を指先でほぐす。
この流れを繰り返していくと、少しずつ全体が整っていきます。
ひどい絡まりの対処法

軽くとかすだけで取れない場合は、無理に引っ張らず、次の方法を試してみましょう。
ウィッグ用トリートメントを使う
絡んだ部分にウィッグ用トリートメントをなじませて、少し置いてからコームを通します。
乾いた状態で無理にとかすより、すべりがよくなり、ほぐしやすくなることがあります。
ウィッグ用オイルスプレーを使う
ウィッグ専用のオイルスプレーを絡んだ部分に軽くなじませ、指先でほぐしてからコームを通します。
つけすぎるとベタつくことがあるため、少量ずつ使う方が扱いやすいです。
ぬるま湯に浸けてほぐす
絡まりが強い場合は、ぬるま湯に数分浸けてから、指先でやさしくほぐす方法もあります。
このとき、ゴシゴシこすったり、強くもみ洗いしたりしないようにしましょう。
ほぐしたあとはしっかりすすぎ、タオルで水分を取ってから自然乾燥させます。
柔軟剤を使う場合は最終手段にする
人工毛のウィッグでは、柔軟剤を使って絡まりをやわらげる方法が紹介されることもあります。
ただし、ウィッグの素材や状態によっては合わない場合もあります。
使う場合は、普段のお手入れではなく、強い絡まりが取れないときの最終手段として考えましょう。
人毛ウィッグや高価なウィッグ、特殊な加工があるウィッグには向かない場合もあるため、まずは目立たない部分で確認してからにしてください。
やってはいけないこと

ウィッグの絡まりを直すときは、次のような扱い方は避けましょう。
・根元からブラシやコームを入れる
・力を入れて強引にほぐす
・無理やり引っ張る
・ゴシゴシこすり洗いする
・熱いお湯で洗う
・濡れたまま強くブラッシングする
これらは、絡まりを悪化させたり、毛が抜けたり、ウィッグ全体が広がったりする原因になります。
絡まりを一度で完全に直そうとせず、何回かに分けて少しずつ整えるくらいの気持ちで進めると、ウィッグを傷めにくくなります。
ウィッグの洗い方

洗う前の準備
ウィッグを洗う前に、まず軽い絡まりや表面のホコリを落としておきましょう。
洗う前に整えておくと、洗っている途中の絡まりを減らしやすくなります。
このときも、根元からブラシを入れるのではなく、毛先から少しずつとかします。
強く引っ張ると毛が抜けたり広がったりすることがあるため、絡まりがある部分は指先で軽くほぐしてからブラシやコームを使いましょう。
洗い方の手順
- 洗面器にぬるめの水を入れ、ウィッグ用シャンプーを溶かします。熱いお湯はウィッグを傷めることがあるため、ぬるめにしておきましょう。
- ウィッグをゆっくり浸し、数分ほど置きます。
- こすったり、もんだりせず、シャンプー液の中でやさしく揺らすように洗います。
- 汚れが気になる部分は、指の腹でなでるようにして落とします。
- すすぐときは、毛流れに沿って、根元から毛先へ向かってやさしく流します。
- シャンプーが残らないように、水を入れ替えながら丁寧にすすぎます。
- タオルで包み、こすらず上から押すようにして水気を取ります。
- ウィッグスタンドにかけるか、形を整えた状態で自然乾燥させます。
熱風を直接当てると、毛が傷んだり、広がったりすることがあります。
ドライヤーを使う場合は、ウィッグが耐熱かどうかを確認し、冷風や弱い風で距離を取って使う方が無難です。
押し洗いのコツ
ウィッグを洗うときは、こする、もむ、絞る動きは避けましょう。
シャンプー液の中で、ウィッグをゆっくり沈めたり、軽く揺らしたりするくらいで十分です。
内側のネット部分に皮脂汚れがついている場合は、指の腹でやさしくなでるように洗います。
どうしても汚れが落ちにくい場合は、綿棒や柔らかい布で軽くなでる程度にして、強くこすらないようにしましょう。
基本は、力で汚れを落とすのではなく、シャンプー液になじませてやさしく落とすイメージです。
洗ったあとのシャンプーや洗剤のすすぎ残し、乾燥不足などが気になる場合は、ウィッグによる頭皮のかゆみ・赤みについてまとめた記事も参考にしてみてください。
乾かし方のポイント

乾かす前に、コームで分け目や毛流れを軽く整えておくと、乾いたあとの形がまとまりやすくなります。
タオルで水分を取ったあとは、ウィッグスタンドにかけるか、形を整えた状態で自然乾燥させましょう。
乾かす場所は、直射日光の当たらない風通しのよい日陰を選びます。
直射日光に当てると、色あせや傷みの原因になることがあります。
ドライヤーを使う場合は、ウィッグが耐熱かどうかを確認してから使いましょう。
使える場合でも、根元から毛先に向かって風を当てるようにします。
逆方向に風を当てると、絡まりや広がりの原因になりやすいです。
毛先は傷みやすいため、温風を近くから当て続けるのは避けた方が無難です。
できれば自然乾燥を基本にして、ドライヤーを使う場合も冷風や弱い風で、距離を取りながら乾かしましょう。
完全に乾いてから軽くブラシを通し、必要に応じて毛流れを整えると、自然な形に戻しやすくなります。
素材別のお手入れの違い

ウィッグは、素材によってお手入れの仕方が少し変わります。
洗う前に、できれば購入時の商品説明やタグを確認しておきましょう。
人毛ウィッグ
人毛ウィッグは、自然な質感が出やすい一方で、乾燥やパサつきが出やすい素材です。
人毛用のシャンプーやトリートメントを使える場合もありますが、商品によって扱い方が違うため、購入元の説明を確認しておくと安心です。
洗ったあとは、毛先が広がらないようにトリートメントで整え、しっかり自然乾燥させましょう。
人工毛ウィッグ
人工毛のウィッグは、形が保ちやすく扱いやすい反面、熱や摩擦に弱いものがあります。
洗うときは、ウィッグ用シャンプーやウィッグ用トリートメントを使う方が無難です。
普通のシャンプーや強い洗浄力のあるものを使うと、毛がきしんだり、絡まりやすくなったりすることがあります。
耐熱ウィッグでない場合は、ドライヤーやアイロンの温度にも注意しましょう。
ミックス毛ウィッグ
ミックス毛は、人毛と人工毛が混ざっているタイプです。
人毛のような自然さと、人工毛の扱いやすさを合わせたものもありますが、お手入れ方法は商品によって変わります。
「人毛と同じ」と考えるのではなく、購入元の説明に合わせて扱う方が安全です。
分け目や地肌に見える部分は傷みやすいことがあるため、強くこすらず、毛先からゆっくり整えましょう。
洗う頻度の目安

ウィッグを洗う頻度は、素材だけでなく、使う回数や汗、におい、整髪料の使用量によって変わります。
毎回洗う必要はありませんが、汗をかいたとき、においが気になるとき、毛先のまとまりが悪くなってきたときは、洗うタイミングです。
たまに使う程度なら、数回使ってから状態を見て洗うくらいでも十分な場合があります。
洗いすぎると傷みやすくなることもあるため、汚れやにおいを見ながら、必要なときにお手入れするようにしましょう。
毎回洗わずに、使用後のブラッシングや絡まり予防、乾燥確認、保管などの日常ケアを知りたい場合は、ウィッグを長持ちさせる日常ケア&保管方法でまとめています。
市販シャンプーを避けた方がいい理由

ウィッグ専用ではない一般的なシャンプーは、ウィッグの素材によっては合わないことがあります。
特に人工毛のウィッグは、洗浄成分や仕上がりの違いによって、毛がきしんだり、絡まりやすくなったりすることがあります。
また、パサつきや広がりが出ると、自然な見た目に戻しにくくなる場合もあります。
少し手間に感じても、基本的にはウィッグ用シャンプーやウィッグ用トリートメントを使う方が無難です。
ウィッグに合ったお手入れ用品を使うことで、毛のまとまりを保ちやすくなり、結果的に長く使いやすくなります。
さいごに|絡まったウィッグは無理に引っ張らず少しずつ整えよう
ウィッグの絡まりや洗い方は、特別な道具がなくても、基本の順番を守るだけでかなり扱いやすくなります。
大切なのは、毛先から少しずつほぐすこと。
無理に引っ張らないこと。
ぬるめの水とウィッグ用シャンプーで、こすらずやさしく洗うことです。
一度で完全にきれいにしようとすると、かえってウィッグを傷めてしまうことがあります。
絡まりが強いときも、洗うときも、焦らず少しずつ整えていきましょう。
ウィッグは、女装の印象を大きく左右する大切なアイテムです。
丁寧にお手入れしながら、自分に合った自然な状態で長く使っていきましょう。
ウィッグの絡まりや洗い方、自然に見せる整え方で悩んでいる方は、私マキにこっそり相談してみませんか?
― マキ


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